■漫画家・イラストレーター取材企画


今回のインタビュー企画は、普段のツイートからは分からない、SNSで活躍する漫画家・イラストレーターの実態を少し覗かせていただいた。



第5弾でインタビューにお答えいたただいたのは、

フナカワ先生
フナカワ先生アイコン

フナカワ先生アイコン

via ご本人提供
ついつい「分かる…!」と共感してしまう、日常の細やかなあるあるネタを漫画やイラストにして発信している。

ゆるっとした雰囲気が愛らしいキャラでSNSでの人気を博する“チャンミー”と友人関係でもあるフナカワ先生に、普段のイラスト活動においてどんな考えを持っているのかお話を伺った。


――まず、 “フナカワ”と“チャンミー”はどういった描き分けをされているのですか。

フナカワ先生(以下:フナカワ)

『チャンミーの方は、学生の時に思いついたキャラクターで難しい設定をつけてはいなくて、話を考える時も例えば「チャンミーがコーヒーを飲んだらこうするかな」って簡単なイメージを思い浮かべて描いています。
フナカワの方は意識低めの内容になっていて、”自分の中“のあるあるを描いているんですけど、結構共感要素が強めだと思います。
ちなみにチャンミーとフナカワは友人としてつながっています。』



――なるほど!ちなみにチャンミーがおにぎりを持っているのは…

フナカワ

『お金がないから、質素なおにぎりを好んで食べるという…(笑)』



――更新頻度としては、どれくらいを意識されていますか。

フナカワ

『毎日どっちかは必ず更新するように心がけてますね。ツイートする時間もなるべくフォロワーさんが見やすい時間帯を意識して発信しています。』


――それだけ更新していて、どうしてもネタが思いつかない日とかないのでしょうか。

フナカワ

『思いつかないことは基本ないですね。
日頃からネタをメモっているんです。これは微妙かもと思ったことでもメモするようにしています。少し経つとやっぱり面白かったって思えたりするので、それがまたイラストのネタになったりするんです。』


――フナカワ先生は、日常の中に潜むような、万人が共感する素材を見抜くのが上手いと感じました。

フナカワ

『最初はGIF描いたり、ついてないのに自分の中でついていると思っているポジティブネタを描いたり色々やっていたんですよね。
でも内容を考え続けていくのは結構大変で…。毎日投稿は出来るようしたかったので、日常のあるあるを描く今のスタイルになりました。本当にふとしたことを描いているので、特別に何かを意識しているわけではないですが、さっきの話でもあったようにメモに書き留めるくらいですね。』



――ご自身のイラストは、今後どう発展させたいと考えていますか。

フナカワ

『チャンミーは、クレーンゲームのグッズにもなっているんですけど、猫である必然性も含めてまだわかりやすいキャラではないなと思っているので、新しくファンを獲得していくよりも今いるチャンミーファンを大事にしたいなと思っています。
フナカワの方は、共感に添えるようにもうちょっと頑張りたいですね。』



――フナカワ先生は、この業界で今後どういった展望を抱いていますか。

フナカワ

『SNSで活躍する漫画家・イラストレーター界隈で、アイコンとなる人物ってまだそんなにいないなと思っています。例えばやしろあずきさんは、まさにSNSの漫画家の象徴的なお方ですよね。自分がそれになろうと思っているわけではないのですが、この界隈にも象徴となる人がもっとたくさんいた方が良さそうだなと感

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