■漫画家・イラストレーター取材企画
今回のインタビュー企画は、普段のツイートからは分からない、SNSで活躍する漫画家・イラストレーターの実態を少し覗かせていただいた。
第2弾でインタビューにお答えいたただいたのは、
ぬこー様先生
2匹の愛猫と生活を共にしながら漫画家として活動中。
最近では、人見知りが激しいJKと強面のおじさんとのやりとりがあまりにも尊すぎる作品『人見知り専用家庭教師』がバズって話題となっている。
――漫画家になろうと思ったきっかけは何ですか。
ぬこー様先生(以下:ぬこー様)
『もともと絵を描くのが好きで、漫画家になりたい気持ちがありました。
当時「少年ガンガン」という雑誌の「ドラゴンクエスト4コママンガ劇場」に応募したのが漫画家になろうと決めたきっかけです。
単行本もプロの漫画家さんが出す単行本と、素人の傑作集を集めた単行本の二種類があったんです。素人の描かれた作品の方が面白い内容が多くて、自分もそれに載りたくて小学校5~6年生の時に一生懸命描いてました。結局一回も載らずにダメでしたが…。』
――現在は、夢を叶えて漫画家としてご活躍されています。
ぬこー様
『当時SNSが出始めたばかりでmixiもまだ全盛期だった頃ですが、ピクシブの方で活動をしっかりとさせてもらった結果、同人誌がすごく売れたんです。同人誌でほぼほぼ生計を立てつつ、代々木アニメーション学院さんのところでイラストコースの非常勤講師もやらせていただきました。』
――今後は、漫画家としてどのような目標をお持ちですか。
ぬこー様
『そうですね…まだヒット作を作れていないので…。単行本も一応出させてもらってはいるのですが、電子では売れるんですけど紙の方が全然売れないんですよね。僕の本は、紙で欲しがられないみたいで。』
――それはどうしてですか。
ぬこー様
『原因が分からないんですよ(笑)
これについては、編集さんもすごい悩んでて、紙で売りたいのに紙が売れないから、どうしたらいいか分からないっていう…。』
――ぬこー先生から見て、どんな世の中になってほしいですか。
ぬこー様
『漫画に関していうと割と整備されてきてて、漫画家を目指しやすい環境にはなってきている印象です。ただ、そのことを知らない人が多いだけだと思うんですよね。
ここ数年でSNSなどを通して誰でも見られるような状態になってきていて、こちらとしてもやっぱり作品を発表しやすくなってきています。 最近は、出版社を通さずに漫画を描く漫画家さんが非常に増えてきているのも、それが理由だと思います。
今までだったら出版社に持ち込みに行って、担当編集がついて、賞に応募して、受賞したらその連載会議を通すための作品を作って、連載したら単行本出してそれを売って…という手順があったんですけど、今ではそこのプロセスがほとんど無くなっています。』
――自分で売る場合、売れなくなったら結構大変そうですね…
ぬこー様
『大変だと思います。出版社のいいところは、とりあえず打ち切りになるまで原稿料が発生する点です。ただ、連載するまでに時間など色々コストがかかるので、どっちがいいのかっていう難しいところですね。』
――今後、漫画コンテンツがどのように派生していくと面白いと思いますか?
ぬこー様
『個人的にあったらいいなと思っているのは、海外で同人誌を販売出来る仕組みです。
以前、香港で「東方Project」というブランドの同人イベントがあって、友人がそれに参加していたんです。日本のコミケよりも熱烈なファンが多くて、普段の売上は10万くらいなのに対して、その日は2日間合わせて120万の売上げを出したそうなんです。それぐらい熱狂しているんだなと。
ただ、その情報を知ってる人しか行けないし、知っていてもどうして良いか分からない、申込みの仕方とか現地での売り方とか。だから、海外の即売会に気軽に参加出来る仕組みがあったらありがたいなと個人的には思います。』
ぬこー様
『漫画に関していうと割と整備されてきてて、漫画家を目指しやすい環境にはなってきている印象です。ただ、そのことを知らない人が多いだけだと思うんですよね。
ここ数年でSNSなどを通して誰でも見られるような状態になってきていて、こちらとしてもやっぱり作品を発表しやすくなってきています。 最近は、出版社を通さずに漫画を描く漫画家さんが非常に増えてきているのも、それが理由だと思います。
今までだったら出版社に持ち込みに行って、担当編集がついて、賞に応募して、受賞したらその連載会議を通すための作品を作って、連載したら単行本出してそれを売って…という手順があったんですけど、今ではそこのプロセスがほとんど無くなっています。』
――自分で売る場合、売れなくなったら結構大変そうですね…
ぬこー様
『大変だと思います。出版社のいいところは、とりあえず打ち切りになるまで原稿料が発生する点です。ただ、連載するまでに時間など色々コストがかかるので、どっちがいいのかっていう難しいところですね。』
――今後、漫画コンテンツがどのように派生していくと面白いと思いますか?
ぬこー様
『個人的にあったらいいなと思っているのは、海外で同人誌を販売出来る仕組みです。
以前、香港で「東方Project」というブランドの同人イベントがあって、友人がそれに参加していたんです。日本のコミケよりも熱烈なファンが多くて、普段の売上は10万くらいなのに対して、その日は2日間合わせて120万の売上げを出したそうなんです。それぐらい熱狂しているんだなと。
ただ、その情報を知ってる人しか行けないし、知っていてもどうして良いか分からない、申込みの仕方とか現地での売り方とか。だから、海外の即売会に気軽に参加出来る仕組みがあったらありがたいなと個人的には思います。』
ぬこー様とほっけ様 土曜日ア24ab (@nukosama) | Twitter
The latest Tweets from ぬこー様とほっけ様 土曜日ア24ab (@nukosama). コミケ https://t.co/XJvke8Sy4Y 猫2匹と住む漫画家。「専門学校JK」「無常のふでこさん」未来人775号(@775goNanako)応援マンその他もろもろ. さいたま市