■はじめに
衣装・メイク・表情・ポーズ・ロケーションなど、作品が好きだからこそ、尋常ではないこだわりを体現するコスプレ。
写真一枚から伝わってくる作品愛は、時に共感を生む事もある。
ロケーションやアングルなどの表現や演出はもちろん目がいくが、きらびやかな衣装の再現度も見所の1つ!
デザインだけでなくシルエットも大事にする。
武器や小物など、“造形”言われる制作面もとても興味深い。
そんな溢れ出す愛をもってクリエイティブに活動している方々の“コスプレ事情”について伺ってみた。
■コスプレイヤー11:くゆ
第11弾のインタビューに答えていただいたのは、衣装大量自作レイヤー! くゆ さん(゚∀゚)
彼女のコスプレイヤー事情を覗かせていただいた。
《くゆさんSNS》
くゆ💮おいしいもの食べたい (@kydy810) | Twitter
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Q.初めてのコスプレはいくつの時ですか?
人前でコスプレをしたのは、20歳を過ぎてからです。
コミケでコスプレをしました。
Q.なぜコスプレをしようと思ったのですか?
当時は同人活動をしていたのですが、サークル売り子もしつつコスプレをしていた友だちがとても楽しそうだったので、うっかり手を出してしまいました笑
Q.初めてコスプレしたキャラクターは何ですか?
人前に出たのは「輪るピングドラム」というアニメの夏目真砂子でした。
見た目も性格も好きなキャラクターだったこと、友だちとあわせの予定だったこと、それから昔から工作が好きだったので、武器を作ってみたかったことが理由です。
Q.コスプレをしていて嬉しかった出来事はありましたか?
たくさんあります。
まず、友だちができたこと。
原作の二次創作をする喜び。
「すごいね!」と国内外の人に褒めてもらった時のくすぐったさ。
それから、衣装や造形ができた時の達成感など。
コスプレって実は趣味の中でも「上達が早く、目に見えて実感できる」ものだと思うんです。
例えばピアノはいくら習っても上達したかどうかがよくわからなかったんですが、コスプレは写真になって残りますし、少しの工夫でガラッと衣装もメイクも良くなったりするので、自分の目でも周囲の目でも上達がはっきりとわかるんです。
だからこそ、とても楽しい趣味だなと感じてしまうのかもしれません。
Q.衣装を自作される時は、どんなところにこだわりを持ちますか?
立ち絵の完全再現にこだわりを持っています。
どんなに細かいところ、見えないところでも原作を出来るだけ再現したいと思っていますが、武器があるキャラクターをやることが多いので、大きな武器の持ち運びに毎回苦労しています。
また、ファンタジー系のキャラクターのコスプレが多いため、ウィッグや衣装は「こんな現実で宙に浮いてるわけないじゃん!」と思うものもあり、いつもその再現に苦心しています。
Q. レイヤーの“理想と現実”が時々話題になりますが、ご自身が体験した“理想と現実”はありますか?どんなものだったかも教えてください。
前の質問に関連した話ですが、最近は無重力ウィッグを作ることが多く、頭がものすごく重いんです…。
だいたいフルウィッグを3〜4個使っています。カメラの前では笑顔ですが、撮影していないときはウィッグがずれ落ちるのを手で押さえてたりします。すぐ禿げちゃうので。
その他の理想と現実は、やはり身長差を出すために背伸びしたら屈んだりすることが多いです。
Q.コスプレ仲間やカメラマンさんとは、どんなところで出会って繋がっていくのでしょうか?
一番はコミケなどのイベントがやはり多いですが、ツイッターで知り合うことも少なくありません。
また、あわせ撮影に来ていた友達の友達と知り合うということもあります。
マイナーなものだと、私の場合はゲームのオフ会もありました。
Q. レイヤーあるあるを教えてください。
衣装からの現実逃避。
本当は今も来週末の衣装ができていない(修羅場)なのですが、このアンケートに答えてます…答え終わったら頑張ります…
Q. 撮影当日、致命的な忘れ物をしてしまった時に「これは我ながらナイスアイディア」と感じた解決方法などあれば教えてください。(レイヤー忘れ物選手権)
アイブロウを忘れ、コンビニで買ったペンで眉を描いたことがあります。そのくらいかな?
Q. コスプレイヤーとして活動していて、困った事や大変な思いをした事などあれば教えてください。
イベント参加時に、そのキャラと関係のないぬいぐるみや物を持たされたり、「踏んでください!」「胸を強調して!」などのポーズ指定を受けたりすることがあるのですが、ちょっと困ります。
断って済めば良いのですが、それでも粘られることもあります。
各自いろんな楽しみ方があるとは思うのですが…。
Q.他のレイヤーさんの写真を見る時、どんな点をチェックしますか?
衣装構図含め、写真としての美しさです。
それはつまり「パッと見て惹かれるものがあるかどうか」という点だと思います。
あとは顔!面食いなのでキャラに会ったメイクとウィッグ、お顔立ちの方には即惚れます
Q.正直これはめんどくさいと思うコスプレ事情(衣装製作・人間関係・撮影事情などなんでもOK)を教えてください。
今は写真の顔の加工がメジャーですが、10人を超える集合写真を加工するとき、
正直面倒になる時があります。顔が多い!笑
でも写真はいろんな人に見て欲しいので、頑張ります。
Q.憧れのコスプレイヤーさんがいれば教えてください。また、どんな点に憧れをいただいていますか?可能な限り具体的に教えてください。
2人いるのですが、一人は創作コスプレをされている方で、衣装のデザインと世界観が好きです。
手本のないものを作るのは、センスがいると思います。
もう一人はDハロレイヤーさんで、とても表情が豊かなお人です。
ディズニーのキャラクターは眉毛の動きがアニメ的だと思うのですが、それを表情筋とメイクで再現していて、写真を見てもまさに「動き出しそう!」という印象を受けます。