Aモードで撮ってみよう!


今回はカメラに関する記事になります。どうぞよろしくお願いします!!

コスプレを撮影したくて一眼レフカメラを買ったは良いけど、操作なんて全然わからないし、どんな設定で撮ったら良いのか、まっっっっっっっったくわからない!という人は結構いるのではないでしょうか?

そこで今回はカメラ超初心者が、一番最初に身につけておきたい事について少し書かせて頂こうと思います。
小難しい話は無しで、簡単にコツだけ伝えていきますから、この記事を見てすぐにでも実践できる内容ですので、ぜひご覧ください!

では本題に入ります

ずばり超初心者が最初に覚えたいカメラの設定は【絞り優先モード】です!!
絞り優先モード

絞り優先モード

via やまぐち
Aモードと表記される事が多いでしょうか。
ApertureのAです。
口径とか開口部という意味ですね

よくF値と表現されたりもしますが、F値のFも「Focal」”焦点の”という意味からきており、同じものを指しています
このモードの特徴は、絞り、いわゆるF値だけを撮影者が決めて固定、他の設定はカメラ任せにするというモードです。

カメラは「シャッタースピード」「絞り」「ISO感度」によって写真の明るさが決まります。

スポーツ等ではシャッタースピード優先モードを使ったりするかもしれませんが、人物や風景、花などを撮る時はほとんどの場合F値を決めて、それに合わせてシャッタースピードやISO感度を変えていくことになります。
マニュアルモードではそれらの全ての値を自分で決定するのですが、絞り優先モードはF値をこちらが決めるだけでそれに適した設定に自動で変えてくれる便利なモードなのです!

絞り優先モードに慣れてきたら、そのままマニュアルモードでの撮影にも移行しやすいと思いますので、是非ここから始めてみてもらいたいです!!

なぜF値の固定を覚えると良いのか、これを簡単に一言で表すなら

「F値で写真の表現が変わるから」

という事です。

シャッタースピードに関しても、スローシャッターによる写真表現という部分もあったりするのですが、その辺は今回割愛させて頂きます。

F値とは、人間の目で言う瞳孔の役割を持っていると筆者は考えていて、説明の時によく例に使ったりしてます

身近な事で例えると

まず鏡で自分の目を見て、瞳孔がどういう状態か確認してみて下さい。
そこから目の周辺に手で影を作ったり、電気を暗くしてみると…瞳孔が開きますよね?
これがカメラで言う絞りを開いている状態F値を小さい数値にして解放している状態です。

次に、光が直接視界に入れるようにして目を少し眩しい状態にしてみて下さい。
すると瞳孔は閉じて小さくなりますよね?
これがカメラの絞りを閉じている状態F値を大きい数値にして絞り込んでいる状態になります。
F値とボケ感

F値とボケ感

via やまぐち

瞳孔とは、目に入ってくる光の量を調整する機能なんです!
これをカメラに置き換えると、レンズを通して入ってくる光の量を調整する機能ということになります
更に!

人の目だと意識しにくいかもしれませんが、絞りは「ボケ量」に直接関係してくる数値です。

暗い場所だと瞳孔が開いているので、焦点を合わせた後ろの背景がすごくボケていませんか?明るい場所だと物が良く見えるのは瞳孔が閉じていて、被写界深度が深くなり、解像感が増すからです!
視力の低い人が、すごーく小さい穴、ピンホールを通して物を見ると、実視力以上に見えたりしますが、これはF値を絞って解像感を上げているのと同じです。

超初心者の方にはあまりピンとこないかもしれませんが、はじめはなんとなくていいんです。
“F値で写真の表現”が変わるという感覚を絞り優先モードでまず掴んで、写真表現の楽しさを感じてもらいたいです

また、絞り優先モードで撮っていると、シャッタースピードの問題(ブレ)とかピントの問題、ISO感度の問題(画質の荒れ)が出てくることもあるかと思います。

カメラが自動で決めてしまう他の数値に対して、もっとこうしたいのに!など、必ず壁にぶち当たるでしょう。
原理は簡単ですが、それをカメラの設定に反映させるのは、恐らく一気には覚えられないと思うので、最初のステップとして絞り優先モードから覚えていくのが良いかと思います。

ピントの問題については過去に記事にしているものがあるので是非参考にしてみてください

楽しくカメラを覚えよう!

『名探偵コナン』ライ

『名探偵コナン』ライ

via やまぐち

もちろん、人それぞれに個別の感覚があって、筆者が話した方法ではしっくり来ないなど、色々な意見はあると思いますので、さすがに万人に対するカバーはできません。

あくまでも筆者が実践してきて、今までずっと写真を楽しく撮り続けていられるという事実があり、そんな人間が踏んできたステップを、あくまでも一例として参考にして頂けたら嬉しい限りです。

あとコスプレ撮影において、ストロボを使っての撮影を求められることも多くなっているかと思いますが、絞り優先モードだとストロボはうまく扱えなくなってしまいます。

ストロボを使う時はマニュアルモードがほぼ必須と言っても過言ではありません。
その足がかりとして、絞り優先モードからカメラの設定に慣れていき、マニュアル撮影の時にも迷うことがなくなるように頑張っていきましょう!

次の記事では「絞り値による表現の違い」の部分について、もう少し深く踏み込んだところを書いていきたいいと思います!

今回もご精読ありがとうございました。

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