撮影案件の成り立ちから考えましょう

筆者撮影 (13659)

via 筆者撮影

前回の【コスプレ初心者向け】個撮の時に注意すること【模索編】という記事では、個撮をなるべく信頼できるカメラマンにお願いするポイントについて書かせて頂きました。

今回は、撮影依頼の時に考えておくと、当日の撮影もスムーズになるのではないかと思われる、カメラマン目線から見た「撮影依頼時のポイント」についてお話ししていこうと思います。

今回もどうぞよろしくお願いします。


では早速本題に
まずは「撮影案件の成り立ち」から考えていきましょう

レイヤーが撮って欲しい!という案件なのか
カメラマンが撮りたい!という案件なのか

撮影案件が成立する時には大きく分けてこの2つになるかと思います。
ですが、撮影をスムーズに進めていく為の一番大切なポイントは同じです!

それは
「どんな写真を撮りたいのか」イメージをしっかりと共有する事!

レイヤー主導で案件が決まった場合、キャラに合った写真の雰囲気を伝えたり、それに沿う希望のスタジオをカメラマンに伝えるなど共有しましょう。

カメラマン主導の場合も同じように、どんな雰囲気の写真を撮りたいのかスタジオはどこにしようと思っているのかを伝える事が大切です。

最低限この辺りを共有しておく必要があると思います。
撮影スタジオ

撮影スタジオ

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撮影ロケ地

撮影ロケ地

via 筆者提供
撮影ロケ地

撮影ロケ地

via 筆者提供

この段階で、もしキャラへの解釈違いを感じたなら遠慮せず素直に言うべきです。

実際に撮影が始まってから、

「このキャラのイメージじゃないよなぁ。。。」
「このキャラでこの写真の雰囲気は違うのでは。。。」

などとなってしまっては、せっかくお互いにスケジュールを合わせたのに時間が勿体ないです。

事前にイメージの共有をすることは、当日の撮影をスムーズに進めていく為にとっても大切なのです

何回も撮影に行っているような間柄なら、「いつもの感じでw」とか現場でぶっつけ本番の無茶振りをしても大丈夫なこともあるかと思いますが、初めて撮影に行く人とは必ずこういう話はしておきたいところですね。

撮影へ向けたイメージ作りが大切!



これは筆者自身が体験した話になりますが…

イメージの共有ができていないまま撮影を始めて、「こんな感じです」と撮った画像を見せても反応がイマイチで、かといって具体的な改善点を言うでもなく、抽象的なことを言われ「結局どう撮って欲しいんだ。。。」と困ってしまう事がありました。


「あなたに撮って欲しい」とお願いされたはずなのに、撮ってもらいたい当人の頭の中に撮りたいイメージが確立されていない状態、すごくふわっとした感じです。

これでは撮る側も困ってしまいますよね

でも実は、ハッキリとした撮影イメージを頭に思い描くって結構難しいことだったりするので、自分の頭の中のイメージとリンクできるように普段から参考画像などを見て、イメトレしておくと良いです。

相手とイメージの共有をする時は二次元絵を使っても良いと思いますし、コスプレと全然関係のない写真でも「こんな感じの雰囲気でお願いしたい」という部分が伝われば十分です。

そして当然カメラマンとしては、引き出しの多さが大切になってきます。
筆者撮影 (13647)

via 筆者撮影

筆者の場合、レイヤーさんの方から撮影の依頼を受ける事が多いので、撮影のイメージはレイヤーさん主導になることがほとんどです。

例えば原作のシーン再現だったり、他の写真(別キャラ)のこんなイメージとか、オリジナルのストーリー仕立ての物だと箇条書きになったシチュエーションとか、小説のような文章だけでイメージを組み上げていったりもします。

どんな写真を求められているのかがわかっていればかなり安心できます。

カメラマン主導の案件の場合、これが逆転する事になりますが、自分の持っているイメージをしっかり伝えてあげて、撮影中も「もう少しこういうイメージにしたいから意識してポージングして欲しい」など、完成形に向けて撮影を進めていけるはずです。

撮りたいイメージがふわっとしたままだと、撮られてる側にもそれを察知されてしまいますからね


撮った画面を見せて「全体の雰囲気はすごく良いね、何か気が付いたところある?」など、自分の目線だけでは気が付けない被写体本人からの指摘もよくよく聞いて下さい。

独りよがりの撮影にしてしまうのではなく、一緒に写真を作り上げていく感覚を忘れてはいけません。

コスプレを始めたばかりだと、ただ写真を撮ってもらえるだけで嬉しいと思う人も多いと思いますが、せっかく撮影するなら、より良い写真を目指していくのも楽しいですよ!

ただ純粋にそのキャラを綺麗に、可愛く、かっこよく撮るという事ももちろん大事だと思いますし、まずはその意識がすごく重要かもしれません。


でもコスプレの撮影はそれだけじゃありません!!

コスプレはほとんどの場合原作があって、その中のキャラクターを演じることになるので、原作で描かれるキャラクター性が必ずあり、コスプレであってもそのキャラクター性を損なわないようにしたい!という意識が大切だと筆者は思っています。

原作のシーン再現のような撮影だったり、オリジナルのストーリーを考えてそれに沿った撮影をしたり。2次創作のように、そのキャラが起こしそうな行動や仕草を写真で表現していくのは凄く楽しいです。

なので筆者はそういう撮影ばかりを好んでしています。


レイヤーさんとの撮影イメージのすり合わせ

レイヤーさんとの撮影イメージのすり合わせ

via 筆者撮影

筆者のようなカメラマンは珍しい部類かもしれませんが、カメラマンによってどんな写真を撮りたいのか、考えている事は結構違うかと思います。ストーリー性などは特に意識していないカメラマンに「映画っぽい雰囲気で」とお願いしても困らせてしまうかもしれないし、撮影してくれたとしても望んでいた写真にならない場合もあるかもしれません。
完成写真

完成写真

via 筆者撮影

やっぱり事前にどういう写真を撮りたいのか、イメージを共有しておくのはすごく大切な事だと思います。


最後に


撮りたいイメージが固まっていればいるほど、それに合ったカメラマンへの依頼もしやすくなっていくでしょう。
筆者撮影 (13654)

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すぐにできるようになる事ではないかもしれませんが、普段から意識していれば自然とそのスタンスが根付いてくるはずです。

最後の最後でアレですが、コスプレをする人も、コスプレを撮る人も、もしかしたらここまで考えて活動してる人はそんなにいないかもしれません。

でもでも、より良い写真を撮りたいと少しでも思っているのなら、今回書かせて頂いた内容はすごく大切なポイントになるはずですから、ぜひ参考にして頂けたら嬉しいです。

少しでも多くのコスプレイヤーが、思い入れのあるキャラで、思った通りの写真を作り上げていけるように願いを込めて。

ご精読ありがとうございました。

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