■Nor(ノーア)のモデル

作中の不正アクセスソフトとして描かれていたNor(ノーア)。
白菜のアイコンが印象的だったが、実は元ネタがあるのだ。

それが、Tor(トーア)。
The Onion Router(玉ねぎルーター)の略であり、アイコンは、玉ねぎ。
さらに、作中ではノーアによってあらぬ容疑をかけられた小五郎のおっちゃんが逮捕されるのだが、実は似たような冤罪逮捕が過去に日本で起こっていた。
『パソコン遠隔操作事件』
2012年日本で実際に起こった事件である。
この事件の犯人は、インターネットの掲示板からウイルスを他のアクセス者へ感染させていたのだが、その掲示板へのアクセスにTor(トーア)が使われていた。

トーアは、複数人のPCを経由する為、数名の誤認逮捕が出ることになったのだ。

ちなみに、ゼロシコでは、アイコンが白菜だった点については謎であるが、おそらく

Non Onion Router(玉ねぎではないルーター)でNorになったのでは??

とコナン考察勢では予想されている。


■NAZU不正アクセスの元ネタ

作中で、Norを使ってNAZUへハッキングをし、警視庁に衛星「はくちょう」を墜落させる、というビッグスケールな犯罪が描かれているが、実はこのNAZU不正アクセスにも元になった事件が2つ程ある。


『NASAシステム侵入事件』
ロンドン在住のMcKinnon被告は、NASAを含む米政府機関のコンピュータ53台に不正アクセスし70万ドル相当の損害を与えたという事件。

ニューヨーク郊外在住のRaymond Torricelli容疑者が、NASAジェット推進研究所の2つのコンピュータ・システム(人工衛星の設計と宇宙飛行の分析)に侵入した事件。


ただし、公式発表があったわけではない。
あくまで、コナン考察勢の間で囁かれている情報である。


■公安の協力者

作中では、キーとなった“協力者”と呼ばれる立場のキャラたちが描かれていた。

時には違法捜査も行うらしいのだが、協力者と信頼関係を結び、信頼関係の上で情報をもらうのが公安の王道なんだとか。

民間とはいえ、公安の協力者になるのだから、それなりに何かしらのスキルが卓越しているのだろう。

公安にとって協力者の存在は絶対的に必要である為、民間人から「協力者になりたい!」…というよりは、公安側から「協力者になってほしい」という事の方が多いらしい。

そして、協力者を作る為には、まずは県警本部からOKをもらい、その後、警察庁に報告を上げて了承を得て、協力者獲得の作業に取り掛かるというかなり時間と労力が必要なのだ。

ちなみに、安室は好き勝手捜査をしているように見えるが、公安捜査には、必ず警察庁の許可がいるらしい。
あむぴも、捜査のたびに“裏の理事官”とやらに承諾をもらっているんだと思うと大変な29歳よのう…。


■警視庁本部庁舎

コナンファンなら、もうとうの昔に見慣れたであろう本庁。
作中でも、何度も描かれており危うく衛星を堕とされるところだった建物である。
筆者撮影

筆者撮影


そしてこの建物の階数をご存知だろうか??

地上18階と地下4階で、屋上の塔も含めたら123.85mの高さを有しているのだ。

おや???と思った執行済勢はさすがである。

そう、ゼロシコ本編にて、最後に犯人を問い詰めたコナンとあむぴ。
とある理由から、地上から警視庁の屋上まで一目散に走って行った犯人とその後を追う二人。

もう筆者の言いたいことが分かるだろうか…結構やばくない??

衛星落下まで残り数分の中、18階の建物の屋上まで駆け上がっちゃう犯人。

更にいえば、18階駆け上がってきたはずなのに、一切の乱れがない息遣いでユルリと歩み寄ってくるコナンとあむぴ。

ベビーフェイスゴリラコンビかよ。

これらを知った上で作品を観ると、感情移入や物語の背景など想像が膨らんでゼロシコが倍楽しく…なったりはしないだろうか??
筆者は5倍くらい楽しめたのだが…。


※厳密な情報とは、大なり小なり異なっている可能性があるので、あくまで映画を楽しむ上でのちょっとした豆知識程度で思っていただけると幸いです。また、元ネタ云々は、公式発表があるわけではないです。

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