京騒戯画とは

バンプレストと東映アニメーションが初タッグを組んだアニメーションプロジェクト。
京都であって京都でない。
独自の発展を遂げた箱庭のような空間、「鏡都」。
ひょんなことからそんな世界に迷い込んでしまった女の子・コト。
謎の坊主に出会ったり、メカオタクの女の子に追いかけられたりと波乱万丈の日々をけっこう楽しんじゃったりもしていた彼女だが、知らぬところである計画が動き出しつつあった…。
妖怪と人間が入り交じった不思議な街で、今、祭りが始まる!
物語の中で一家が住んでいた家は、実在の明恵上人が創立したとされる高山寺がモデルになっています。

高山寺とは

1206年(建永元年)、もとは神護寺の別院だったものを明恵上人が賜り、寺号を高山寺に改めたのがはじまり。山号は栂尾山。所蔵する国宝、重要文化財の数は1万点余りにも及び、1994年(平成6年)、古都京都の文化財として境内が世界文化遺産に登録されました。
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高山寺の表参道入り口。
バスの降車場所や駐車場からは裏参道の方が近いけれど、聖地巡礼をするからには表参道から順を追って参拝することをオススメします。
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境内の最奥に位置する金堂へ続く道は、やや勾配の急な石段になっています。
整備されているとはいえ山道なので、靴のチョイスも重要です。
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険しい山道がしばらく続きますが、作中で明恵(薬師丸)や明恵上人が登っていた山のモデルだと思うと、不思議と疲れを感じません。尊さの勝利ですね!!

金堂(重要文化財)

高山寺の最奥に位置する金堂には、高山寺の本尊である釈迦如来像が安置されています。
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江戸時代(寛永年間)に御室仁和寺の真光院から古御堂を移築したもので、重要文化財に指定されています。

開山堂

明恵上人が晩年を過ごした禅堂院の跡地。
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開山堂の堂内には、重要文化財に指定されている明恵上人坐像が安置されています。

仏足石

釈迦の足跡を模って、礼拝の対象とした仏足石。
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山奥にありながらも、多くの信仰を集めた様子が伺えます。

明恵上人御廟(重要文化財)

重要文化財に指定されている、明恵上人の御廟。
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御廟の入り口には、京騒戯画の作中にも登場する明恵の遺訓、「阿留辺畿夜宇和」の石碑が立っています。
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「阿留辺畿夜宇和」
われは後世助からんという者にあらず。ただ現世にまずあるべき様にあらんという者なり。
──── 云わく栂尾の明恵上人。
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明恵上人は戒律を重んじ、顕密諸宗の復興に努めたことでも知られています。
その時々において「あるべきようは何か」を問いかけ、人々の貴賎貧富を問わず戒を授け、道を説きました。
そんな明恵上人が実際にここで眠っているだなんて…

なんかもう、尊いが過ぎる!!!!!(語彙力)

廟内の宝篋印塔、如法経塔も、ともに重要文化財です。

日本最古の茶園

鎌倉時代初期、臨済宗の開祖である栄西禅師から茶種を贈られた明恵が、その茶種を境内に植え、ここから全国に茶が普及して行きました。
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そのため、栂ノ尾は茶の発祥地としても広く知られています。
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現在も5月中旬に茶摘みが行われているそうです。

石水院(国宝)

後鳥羽上皇より学問所として賜った石水院は、賀茂別院を移築したもの。
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鎌倉時代初期の寝殿造りの面影を残す貴重な遺構です。
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明恵の住居だった「廂の間」。
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明恵が仏教経典の『華厳経』にその求法の旅が語られる善財童子を敬愛した経緯から、廂の間には小さな善財童子像が置かれているのだそうです。
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石水院西面、縁側からの眺め。
明恵上人も、ここから庭を眺めたりしたのでしょうか?
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石水院南面からの眺め。高山寺といえば、この風景を思い浮かべる人が多いのでは?
柱と蔀戸、広縁によって切り取られた景色は、まるで額縁に飾られた絵のような美しさです。
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そんな石水院には、高山寺所蔵の国宝、重要文化財のレプリカが一部展示されています。
鳥獣人物戯画(レプリカ)

鳥獣人物戯画(レプリカ)

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もちろん、「日本最古の漫画」と称される鳥獣人物戯画の展示もありますよ~!!
本物は国宝で、甲・丙巻が京都国立博物館、乙・丁巻が東京国立博物館に寄託保管されています。
仏眼仏母像(レプリカ)

仏眼仏母像(レプリカ)

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作中に登場する、仏眼仏母の掛け軸も。本物は国宝です。
木彫りの狗児(レプリカ)

木彫りの狗児(レプリカ)

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明恵が愛玩したと伝わる木彫りの仔犬。作中に出て来るラブラドールの犬山さんは、明恵がこの木彫りを愛玩していたという逸話から着想を得たのかもしれません。本物は重要文化財です。

高山寺へのアクセス

いかがでしたでしょう?
高山寺のある栂尾山は紅葉の名所としても名高いので、夏の青もみじ、秋の紅葉はもちろん、春の桜、冬の雪化粧と、一年を通して違う見どころがあるのも魅力のひとつです。
実在の明恵上人が暮らした高山寺、京騒戯画を見て気になっていた方は是非一度訪れてみてくださいね。
〒616-8295 京都市右京区梅ヶ畑栂尾町8
8:30〜17:00
入山無料(※紅葉の時期のみ、入山料 500円)
石水院拝観料 800円
■JRバス高雄・京北線「栂ノ尾」「周山」行。栂ノ尾下車、すぐ。
■市バス8系統。高雄下車、徒歩約15分。

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